''明るいラブホ''
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- 明るいラブホ
我思うゆえに …
このごろ…
思うんだけどさ…
雨が降ってアスファルトが濡れて…
多分ゴミタワーの屋上も雨に濡れて…
その下を人が歩いていて…
毎日当たり前にここも人が通ってるけど…
なんだかこんなに当たり前で、ホントにいいんだろうか…
まあ… いいんだろうね。
明日すべて壊れるとしても… その直前まではね。
なにせいろいろある
歯医者の帰りにちょっと近所をぶらついてみました。
窓辺に蔦のからまる麻雀屋。
雑多にいろいろあるところなんですよ。ブクロ。
最近は体力あるときでないと、おちおち散歩もできませんね~
あの雑踏のことを考えると。
ヨーロッパと違うからさ、ベンチなんかどこにもないのよ。
座れそうなところには猫も人間もひしめいてるね~
なごみを求めてるんでしょうかね~
この辺は猫がどんどこ増えてます。
駄菓子バー …… 駄菓子と… バー……
寒くなってきたからね~ どてら。 マンションの自室で着るのか?
人が立ってる?かと思ったら。
マネキンであった。
マネキン立たせる意味があるんでしょうね、きっと。
以前、前を通ってその後場所が分からなくなってしまった「素うどん」屋に再見!!
ヘンな店なの、のぞくと2人しか座れないの。
おまけに店に人がいないんだよね。
どうやって頼むのかしら? でかい声でどなると2階からおばさんが降りてくるとかね。
本日は店の前でふかし芋売っていた。
1ケ600円ですって!!
高~い! そして誰が買うんだ?? 通行人も少ない裏通りで。
ここは、この店に似合いそうなおじさんコンビに行ってもらうことにします。
素早く店の位置と情報を某おじさんに写真添付でメール。
あ~ 見れば見るほどヘンなものがたくさんあって
日も暮れてきたし、そしてちょっと疲れた。
昭和なゴミ出し
朝、ソープ若葉の前を通ったら、なに? 燃えないゴミ出し?
チラッと見て通り過ぎようとして。 なんだ?なんだ? あの扇風機は……
引き返してよく見たら、えーーーっ!!!
バリバリ昭和じゃん… 30年代か。
物置かなんかに放置してあったんだろかいな。
物持ちいいわねー ソープ若葉。
嗚呼、去りゆく昭和。
本日の私は、心の中で蛍の光を歌いながらのご出勤~
もしかしてオリオン座?
あ~ 最近は<ホテルワールド>のネオンが消えてるわ。
この夏の節電ブームで、壊れかけたネオンを消す口実ができたんだね。
ブクロのラブホの上の、かなたの夜空を見上げると
秋になって空気が澄んできたのだろう、星が見えた。
1つ、2つ、 3つ… え? 5つも見えるわよ! 珍しくない?!
そして。
目を凝らすと、あれはもしかしてオリオン座か?
んー………
オリオン座が見えたわ! こりゃ、そうとうなことよ!
しかしオリオンが見えた!と感激するのってね~
ちとヘンだと思った。
しばらく見上げて、そして窓を閉めた。
物見遊山
誰も歩いていない平日のお昼過ぎのラブホ街。
向こうのほうから、自転車に乗ったおじさんと自転車に乗ったおばさんが、ゆっくりこっちに向かってくる。
「な? この辺すごいでしょ?」と、おじさんが話している。
おばさんはあちこち忙しく視線を走らせ
「へ~ なんかすごいわね、ホントにね」
「今はこんなだけどさ、夕方なんかこの通りに人が溢れてるんだ、原宿みたいだよ」
「へ~ 原宿みたいに?」
私の脇を2人で自転車で通り過ぎながらおじさんは言った。
「いや~ ほんとすごいよ。今度連れてきてあげるよ」
観光?
でーもー
「今度連れてきてあげる」
それって、どーゆー意味?
写真
人通りのない朝の光の中で、
かすかな微笑みを浮かべるノーマ・ジーン。
「120分!! 3000円~」
もう遠い昔に死んでしまった、
セックスと誘惑のアイコン。
隣に生身の女を連れてこのラブホに入る男のうちの何人が
マリリン・モンローという名を思い浮かべるだろうか。
私はこの写真の前に立ち止まり、ちょっと感慨にひたる。
音
久しぶりの雨、涼しくなった。
窓を開ける。
このところ最高気温36度、最低気温29℃!……って熱帯じゃん!!
もう外に出たくなかったね~。
ずいぶんひんやりした空気が流れ込んできて、なんだか秋の気配。
生き返る。
でもね~ これで済むわけないわよね。
なまじ涼しくなった分このあとの残暑がこたえそうで、それを思うと泣けるの。
でもまあ、つかの間の休息。ありがたや。
ってボーッとしていたら、
ピーーーーーーッ ピイイーーーーーーッ
っと、えらくけたたましい音が鳴り響く。
え?なんだっけこの音… 確か記憶にある音だが…
思い出した! 笛吹きケトルの音よこれ。まだこんなもん使ってるんだ!
隣のラブホから聞こえるわ。
ピーーーーーーッ と、延々鳴ってる。
ちょっとちょっと、いつまで鳴らしてるんだよ!
これやばいかもよ。
ラブホに向かって「お湯沸いてますよ~!早く火を止めて~~~ 」と、叫ぶべきか。
え? どーしよ、どーしよ…
猫と顔を見合わせて当惑していると。
何語だか分からないおじさんのでかい声
「◎×$%-!! ■####----!!」
やがて ピィィィーーー… ィィ……
と止まった。
あ~ よかった。どうなるかと思ったわ。
ラブホね、いろんな音がするの。
道路工事
年中掘り返してるんだよね~ ラブホ街。
水道、ガス、水道、ガス、時々電気、そしてまた電気。またガス。
1カ月に1度くらい「工事のお知らせ」がポストに入ってるの。
いっそずーっと掘ったままにしておけばいいんじゃないの?
家にいると道路工事の音が結構うるさい。
この間に「線路の点検のお知らせ」とかポストに入っていて、
夜中にガッチャンガッチャン聞こえてきたりする。
それはまあ、線路脇に住んでいる宿命か。
もう白線なんかヨレヨレになってるしさ~
歩くのだってデコボコで歩きにくいのよ。
ヒールの女の子がよろけたりするのを目撃するが…
「あ~」とか言って男にしがみついたり…
な~るほどね~ 文句言うの私だけみたいね。
りっぷすちっく
今日、ブクロのドラッグストアに洗顔料買いに入ったの。
狭い通路で物色してたら背後にすごくかさばる気配を感じて、その人がじっと動かないから棚が見づらかったんだよね。
で、ちょっと移動して何となくナナメ後ろを見たら、
黒いシャツに黒いズボン、ウォレットの長い銀色のチェーン腰に2本ジャラッと下げて髪を金髪にした太めの男だったの。
でも、立っている前の商品は女性の化粧品、ファンデーションやチーク、リップやアイメイク用品その他が並んでいるコーナーだったから、
何してるんだろう?って、見るともなく男が覗き込んでいる正面の鏡を見たら…
その男がテスターの口紅を自分の唇に塗っている顔が写っていた。
はえええ~~~
祇園精舎
ん? あれはなんぞや?
亀?! いや、スッポン?
3匹のスッポンちゃんだった。
この辺にはスッポン料理屋はないから、中華屋に売られていくんだね、きっと。
そうか… 君たちは4,000円で売られて人間に食べられちゃうんだ…
なんかね~
おばさんはちょっと…
諸行無常感漂っちゃった。
食後のひととき
あ、ソープ若葉で、ご飯タイムが終わったみたいですね~
おなかいっぱい食べて、満足そうにしてますよ!
おや、このこは新顔です!
去年産まれたこかな?
ソープ若葉のおじさんにご飯を貰って大きくなったようです。
うらうらのんびりしてますね~
奥から従業員のおじさんが表の猫たちを見て、癒され顔になっています。
猫たちも時々奥のおじさんの顔を見やって、あくびなんぞしています。
みんなで小さな幸せを感じる、そんなラブホ街の午後のひと時。
変化なし
最近ラブホ街どうかって?
変わんないんじゃない?
相変わらずみんなゾロゾロ、出たり入ったりしてるよ。
耐震設計になってるんじゃないの?最近の建物は。
昼間っから満室、だしさ。
性欲は災害に影響されないみたいね~ 当事者じゃなければ。
ちょっと見ない間に、欅の新芽がこんなに出ていた。
急に暖かくなったんです、東京では。
植物って、どんなふうに、どこで、季節を感知するんだろう。
ブクロのヤマトへ
今日はね~ 宅急便を出しに行ってきます。
でぶおばあちゃん! そこ、じゃま!
北東北、ゆうパックも再開されたみたいだけど、
ここは実績と信頼のクロネコヤマトにおねがいしましょ。
私、ちょっとゆうパックに不信感あるので。
「無事に岩手に届くんだよ~」と、荷物に声をかけて、出しに行ってきます。
<池袋の森>のむくげが満開。
そしてもう散っている。
ブクロに突然春がやってきた。
もうじき桜も咲くだろう。
お友達が日向ぼっこしていた。
東北のお友達も、早く日向ぼっこできる日がきますように…
明るいラブホ
えーっとね、ブクロのスーパーは節電で暗い。
岩谷のカセットコンロとガスボンベは、山積みされていた。
「おい、こんなにガスボンベ買ってどーするんだ? 置いといても鍋くらいしか使わんだろが」
「あら、そういえばそうね。キャンプもしないしね。これだけあれば困ったときに隣にあげても余るわね。もう買うのやめよう。だけどトイレットペーパーは使うから見かけたら買ってね」
ってことかしらね。
納豆は「水戸の工場が被災して生産を停止していますので入荷しません」ですって。
相変わらずカップ麺は入荷していない。あら、カップ焼きそばはあるよ~。
サイダーのペットボトル、ジュースなんかは残っている。
なぜかビールが品薄。水がないからビール飲むか、ってこと?
ブクロ、おおむね夜はネオンや明かりが少なめとなるが…
今もってうちの周辺のラブホはゲーセンのように明るい。
節電の貼り紙をしているところも稀にはある。
しかしね、暗くてもぜーんぜん支障ないだろが~!
金町浄水所から微量のヨウ素が検知されて、乳児には水道水を飲ませないように、との東京都のお達しがあった翌日。
ラブホ周辺の自販機の水はすべて売り切れの赤いランプがともる。
やれやれ…。
「目に見えないから、放射性物質の数値が心配」と幼い子供の母親が不安をつのらせる。
テレビでも「目に見えないから」を連呼する。
そして気象庁には、目にしっかり見える「黄色い物質が道のあちこちにあるがあれは放射性物質じゃないか?」と電話が殺到したらしい。
いま気象庁、地震で忙しいんだよっ。無駄な電話はやめましょう。
今年は杉花粉が去年の10倍だってさっ!
もはや花粉の話なんか誰もしないから、花粉症の人の存在は希薄となっている。
かわいそうに。